「宝塚ホテル 」 忘備録
go to トラベルの見直しがなされているこの時期、やや気が引けますが、
先日の宙組公演観劇の際、20年ぶりに「宝塚ホテル」に宿泊したのでその記録
…ということで画像とともにアップします。
今から約20年前、家族揃って宝塚観劇後、旧宝塚ホテルに宿泊しました。
小学校高学年になった娘に宝塚歌劇を見せて、ゆくゆくは母娘一緒に観劇三昧…
をもくろんでの旅でした。夫も無理やり引き込んで。
娘はエサの「宝塚ファミリーランド」に釣られておとなしく観劇。
しかし、ホワイトタイガーの赤ちゃんやディズニーランドの
「イッツ ア スモールワールド」に似たアトラクションには大はしゃぎするも、
歌劇には一向に興味を示さず…。
それから今日に至るまで、誘えば(お情けで)一緒に観劇してくれますが、
宝塚に熱を上げる母親を「夢中になれるものがあるのはいいことだね」
といたって冷静です(# ゚Д゚)。
なぜだろうと考えた時、その時の演目が高嶺ふぶき&花總まり主演
「仮面のロマネスク」(濃ゆ~い)それがまずかったのでは…
という思いが拭いきれません( ´艸`)。
当時の宝塚ホテルは、大正時代に建てられたシックな近代建築。
古さは感じたものの、ヨーロッパ風のおしゃれなたたずまいに
さすが宝塚のオフィシャルホテルと感心したことを覚えています。
前置きが長くなりました。
さて、現在の「宝塚ホテル」です。
外観も内装も旧宝塚ホテルの再現を意識したしたクラシカルな造りでした。
旧宝塚ホテルのロビーにもあった赤い絨毯を敷き詰めた階段。
シャンデリアは旧ホテルからのものだそう。
旧宝塚ホテルの廊下に飾られていた小磯良平画伯作の緞帳が
こんなに素敵に展示されていました。赤絨毯の階段の対面です。
右上は宝塚歌劇のギャラリーになっています。
宝塚歌劇のお衣装や小物の展示コーナー。
お部屋はこちら。ブラウンで統一され落ち着いた雰囲気でした。
窓からの風景。「花のみち」はすぐ下。
廊下の絨毯は各組をモチーフにした模様がちりばめられているんだそう。
気づかなかった。写っていないけど。
夕食は1階のラウンジ「ルネサンス」でディナープレートをいただきました。
5組をイメージしたカクテルから一つ選べるというので、
もちろん宙組色のパープルを注文したところ、まさかの売り切れ( ノД`)シクシク…
で、第2希望の雪組カクテルをお願いしました。
しかし、この量でお腹が満たされるはずもなく、
観劇する時によくお世話になっているパン屋さん
「ふぇるへん」に走りました。夜間外出にも便利なホテルです。
夜の宝塚ホテルも美しい。
朝食は2階カフェレストラン「アンサンブル」で洋食セットを。
本来はビュッフェ形式のようです。
死ぬまでに一度は泊っておきたかった宝塚ホテル( ´艸`)
この度、go toトラベルのお陰で思いがけないほどお安い値段で宿泊できました。
誰にお礼を言えばいいのでしょう?日本政府ですか?感謝申し上げます。
ともかくも、新装なった宝塚ホテルは、大劇場のすぐ側、
滞在中何度も大劇場や花の道に足を運べる。
ホテルのコンセプト「夢のつづき」を満喫できる素敵なホテルでした。
文化遺産であり保存運動が起こるどの価値ある近代建築であった
旧宝塚ホテルの重厚さはありませんが、これから年月を経るに従い味わいを増し、
大劇場とともに歩みつつ歴史を刻んでいくことにになるわけです。
そのスタート地点を見ることができたなんて…なんと幸運なことでしょう。
次は10年後ぐらいに孫娘を連れてきたいです。
ある目論見をもって( ´艸`)
はるか昔に「宝塚ファミリーランド」は閉園してしまいましたが。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。