12/16 大阪梅田芸術劇場の「ファントム」千秋楽を観て来ました。
宝塚では見慣れた演目。昨年の雪組「ファントム」は、宝塚史に偉大な足跡を残したと思えるほどのグレードの高いものでした。

そのファントムを城田優さまがどう演じるか…楽しみにして見に行きました。

でも、あれ？予想と違う。はっきり言ってファントムがあまりかっこ良くない。弱くて、愚かしくて、直情型過ぎで短所がやたらに目立つ…（あくまで個人の感想です）
それに比べシャンドン伯爵（廣瀬友祐さま）がやたらカッコイー!

しかし、よくよく考えると怪人ファントムにいつもの城田優のかっこよさを求めるのが間違いでした！それに、トップが輝く演出がなされている宝塚とは根本が違う!

今回は城田優本人が演出かつ主演です。それだからこそできる、彼が描きたかった人間、ファントム像だったのだろうなーと考えると納得できました。

客席を舞台に見立てた演出、前作「ピピン」で培ったサーカス芸（笑）の披露、劇場の案内の方もコスチュームに身を包んでいたりなど、彼のこだわりも随所に感じられました。

そしていつもながら歌がうまい。感情がびんびん届いてくる歌声に酔いしれました。クリスティーヌ（愛希れいかさま）とのハーモニーも抜群でした。

話題作だけあって超満員の座席。タカラジェンヌさん、ＯＧさんを５人見かけました。どんな感想を持たれただろう、聞いてみたいです。

梅田芸術劇場の側、阪急インターナショナルホテル前もクリスマスの装いでした。