nanasumire1958のブログ

60代主婦の日常

ユーミンの対談記事が!

前回のブログで、ユーミンの曲はは歌詞が素晴らしい
と書きましたが、9/10(火)の読売新聞に
ユーミンと文学博士梶田叡一先生の対談記事が載っていました。
見出しは「言葉が運ぶ あなたの物語」

ユーミンの言葉に込めた思いがリアルに伝わってきて、
更にユーミン教の信仰を深めました(笑)


記事の中から「なるほど」と思ったユーミンの発言を
いくつか引用します。


「私の音楽の中では言葉を作り、歌詞を作ることが
とても大きな要素です。」


「ラブソングも、そのときの心理よりも、風景や匂い、
湿度、皮膚感のようなものを作品に封じ込めたいんです。
それをきっちりと描けば、聞き手が自分の心理を注入し
、自分のものにできるのではないでしょうか。」


「移ろいゆくものに美があると思っているので、グラデーションを
できるだけ細かく観察したり、感じたりすることが大事だと思います。
『夕日が赤い』と観念的に思うとそこでとどまってしまいますが、
もっと自由に、感覚的に、バラ色になって、すみれ色になって、
匂いを感じながら、移ろっていくものにできるだけたくさん名前を付ける。」


「あと、自分の温度だけでは心地よさは測れないわけですから、
外と自分の両方を常に感じる「おもんばかる」ことでしょうか。
こうしたら、この人はどう思うだろうとか。
痛みが分かるには、歴史の勉強も大事です。
おもんばかることは優しさであり、優しさとは知性だなと思います。」