nanasumire1958のブログ

60代主婦の日常

ユーミンからクリスマスカード!とニューアルバムのこと

先週は大寒波到来でした。 
大雪で被害を受けられた方々には心からお見舞い申し上げます。


さて、先日愛するユーミン様からクリスマスカードが届きました。
ユーミンから折々に届くカードは、いつもセンス抜群で
クリスマスを前に、今か今かと楽しみに待っていました。


今年も素敵な飛び出すカード。
若いころと違って、私に届くクリスマスカードはこれっきり( ノД`)!
嬉しいです。ありがとうユーミン。


カードに書かれているエスプリの効いたコメントも毎回楽しみなのですが、
今回はなんと「Merry Christmas 2020」とサインのみ。


これは「私の思いは全てnew アルバムに込めているよ・・」
という、暗黙のメッセージ…と受け取りました。


そう、12月1日にファン待望のニューアルバム「深海の街」がリリースされました。


ユーミンは、ある時期から後世に残る曲を作ること、
スタンタードナンバーの創作、を強く意識して曲作りに臨んでいると思われるのですが、
今回のアルバム「深海の街」からは、その熱情が痛いほど伝わってきました。


当初は「サーフ&スノー2」と題したアルバムを作る予定だったそうなのですが、
コロナ感染が拡大してから大きく方向転換。


「世界史に残るほどの特別な年を自分のために記録するため」
そして「つくる私が感動できれば、そのバイブレーションに反応してくれる人はたくさんいるはず」との思いから、何としても2020年中に曲を作り、発表することにこだわって
ついに年内に発売に漕ぎつけた…とのこと。


「100年後に聞いた人が、100年前の状況をリアルに実感できるように…」
というユーミンの思いは、必ず現実のものになる…と確信できる
「今年」が感じられる名曲ぞろいのアルバムです。
100年後に、生きてそれを見届けられないのがとっても残念…。


多くの人が悲壮感に満ちていたステイホームの期間中に、
曲作りのモチベーションを保ち続けていたユーミンには、
畏怖の念すら感じるのですが(天才にとっては何てことないのかな?)
はたと、20年くらい前のユーミン発言を思い出しました。


休みなく曲を作り、コンサートを続けているユーミンに対して
雑誌だったか何だったかのインタビュァーが「なぜ?」と聞くと
「才能は常に出し続けていないと、母乳と同じで枯渇してしまうから」と
答えていたのです。うろ覚えだけどニュアンスはこんな感じ。


ステイホームの間も自らの才能と対峙し、苦しみつつも決して才能を枯らさず、
2020年でしか書けない曲を形にして残したユーミン。
常に走り続けるには、常人には考えも及ばない苦難があったはず。
それを乗り越えて素敵な曲を届けてくれたユーミンに
一ファンとして、心からお礼を言いたいです。


さて、アルバムの中でどの曲が一番好き?と聞かれたら
私は少し迷いつつも「知らないどうし」と答えるかな?


コロナ禍の今を感じる曲たちとはやや趣の異なるドラマの主題歌です。
アレンジもメロディーラインも明らかに他の曲とは一線を画し、
多くの人に歌われること、ヒットすることを強く意識しているのがわかります。


私は、まんまとその術中に嵌まってしまったのでした。
とにかく乗りがいい。気づいたら鼻歌でうたっています( ´艸`)
私にとっての「スタンダードナンバー」になること間違いなし。


このアルバムを引っ提げて、来年後半から全国ツアーが始まるとのこと。
今からその日が待ち遠しい。


その頃、コロナ・・・・終息しているよね(;^_^A。