nanasumire1958のブログ

60代主婦の日常

映画「キャッツ」を見ました!

ミュージカル「キャッツ」ファンの私。これまで舞台は3回見ています。
ライブCDも購入して繰り返し聞いてい時期もありましたなぁ-。


見るたびに新しい感動があって、4回目はいつにしようかな~と考えていた矢先、実写版映画「キャッツ」が公開されるという情報が・・・・。


前評判はあまり良くなかったので不安ではありましたが、「舞台の感動を映画でも・・・」とちょっぴり期待して映画館に行きました。
「日本語版の歌が素晴らしい。」というネットのレビューを信じて、あえて日本語版を。

・・・・確かに日本語で歌われるなじみのある歌は相変わらず素晴らしかった。
ミュージカル界の貴公子中川育三郎さんのうまさは言うまでもないし、葵わかなさんの濁りの無い澄んだ歌声も意外に良かった。


そして、予想をはるかに上回って良かったのが大竹しのぶさん。
期待値が低かったからかもしれないけれど、彼女が歌う 長老猫の歌は人生経験がそのまま歌声に出ているような味わいがありました。
声にこれまでの人生の喜怒哀楽、艱難辛苦がにじみ出ているようで心に沁みました。
時折音程が外れても、全く気にならないというか返ってそれが歌に奥行きをもたらしている気が(ちょっと褒めすぎか?)
大竹しのぶさんってこんなに歌える人だったのですね。感心しました。


で肝心の映画の方ですが、・・・・舞台を見た時に感じた何とも言えない温かなぬくもりやワクワク感が心にわいて来なかった、ファンタジーの世界を堪能できなかった…というのが正直な感想です。


ぬいぐるみ姿?に慣れている目には人間の肌に毛が生えた猫人間は、奇異に見えたのも一因かもしれません。


という訳で、「キャッツ」は舞台で演じられてこそ「キャッツ」なのだ!というおかしな確信を持って映画館を後にしました。お口直しに?近々舞台を見たい!(あくまで個人の感想です。監督さんごめんなさい。)


入場時にもらった絵葉書は嬉しかったです。ありがとうございます